AIの使い方を考える / Dots
Dotsに何を任せる?
仕事と創作を進める、
AIへの伝え方
相談の先に、続けて任せられる役割を。
自分の思いを伝え、小さな仕事から始めるためのヒント。
著者による書籍紹介を含みます。Amazonへのリンクはアフィリエイトリンクです。
「AIに相談するとアイデアは出る。でも、準備や制作を続ける段階で手が止まってしまう」。仕事や創作にAIを取り入れると、答えをもらう先にも、任せたい作業が見えてきます。
講座の資料を整理する。連載の構成を考える。作品づくりの途中で、まだ決まっていない点を洗い出す。いずれも、一度の回答だけで終わらない仕事です。
Dotsを使うとき、僕が注目しているのは、そんな仕事に「担当」を持ってもらう考え方です。何を実現したいのか。どんな表現を大切にしたいのか。自分の思いを伝えながら、準備や制作を続けていく。そのための任せ方を考えてみます。
01 / 役割を考える
Dotsへ、続ける役割を任せる
Dotsは、会話の合間にも仕事を進め、必要な結果や判断を求める点を知らせてくれるAIエージェントです。調査や資料づくり、分析、ソフトウェア制作などを扱い、進行中の仕事へ新しい条件を伝えることもできます。[公式の概要]
例えば、「案内文を一つ書いて」と頼む場面を考えてみます。文章の下書きが目的なら、その依頼で十分です。開催まで準備を続けたいなら、「講座準備を担当し、資料と締切、決めることを整理してほしい」と役割を伝える方法があります。
担当がはっきりすると、文章以外にも必要な作業が見えてきます。対象者は決まっているか。日時の表記はそろっているか。申込方法に未決事項はないか。自分が望む結果を中心に、任せる仕事の範囲を考えやすくなるんですね。
02 / 思いを伝える
目的・資料・完成条件を伝える
「いい感じに仕上げてほしい」と思っていても、自分にとっての「いい感じ」が相手に伝わっているとは限りません。文章なら、読み手との距離、言葉の硬さ、残したい考え方。デザインなら、色や余白、届けたい雰囲気があります。
僕は、AIへ自分の考えや好みを伝える過程も、創作の一部だと考えています。完成した指示文を最初から用意する必要はありません。話しながら、必要な条件を整理してもよいのです。
- 何のために、誰へ届けるか
- 「講座案内」だけで終えず、「AIを初めて学ぶ人が、参加後に何を試せるか想像できる案内」と目的を添えます。
- 何を参考にしてほしいか
- 開催要項、過去の案内文、自分のメモなどを渡します。採用したい表現や、今回は使わない情報も伝えます。
- どこまで進めたら完成か
- 「見出しと本文の下書き」「未確定の項目を一覧にする」など、受け取りたい形を決めます。送信や公開まで任せるかも、別に指定します。
参考作品を渡すときは、「雰囲気を合わせて」だけでなく、「短い見出しと落ち着いた語り口を参考にしたい」と、好きな部分を言葉にしてみてください。自分の好みを確かめる手がかりにもなります。
03 / 小さく試す
講座準備なら、最初の依頼をどうする?
最初から広い範囲を任せると、期待とのずれを見つけにくくなります。まずは、資料の整理と案内文の下書きまでに区切る例を考えてみましょう。
依頼文の例 / 架空の講座を想定
初心者向けAI講座の準備を担当してください。添付した開催要項と過去の案内文を読み、対象者、日時、参加方法、未確定の項目を整理してください。
案内文は、専門用語を増やしすぎず、参加者が試せる内容を具体的に伝えたいです。まずは見出しと本文の下書きまで進め、分からない点を一覧にしてください。メール送信やWeb公開は、僕が内容を確認するまで進めないでください。
作業を始める前に、理解した目的と担当範囲を短く説明してください。
依頼文には、担当する仕事、使う資料、文章の方向、最初の到達点を含めています。理解した内容を言い直してもらえば、作業前に認識の違いを確かめられます。
音声で話す場合も、伝えたい条件は同じです。「準備を手伝ってほしい」と話し始め、質問に答えながら整理する。そのあとに、任せる範囲を言葉にして確認すると、最初の作業へ進みやすくなります。
04 / 任せ方を育てる
返ってきた内容から、次の伝え方を考える
下書きを受け取ったら、読みやすさだけでなく、目的に合っているかを見ます。初心者へ向けた案内なのに、説明のない専門用語が多くないか。未確定の日時が、決定事項のように書かれていないか。元の資料へ戻って確かめる部分もあります。
修正を頼むときは、残したい点と変えたい点を具体的に伝えます。「導入の親しみやすさは残し、参加後に試せる内容を一つ加えてほしい」。直す場所が分かれば、自分の意図も伝わりやすくなります。
期待と違う結果には、伝え方の不足だけでなく、資料の不足やAIの誤り、機能や接続の制約も関わります。どこでずれたのかを確かめながら、条件や任せる範囲を調整していきます。
作業を続けてもらうなら、次に進める仕事と、自分の判断を待つ仕事も確認しておきましょう。アイデアを出す、下書きをつくる、内容を選ぶ、公開する。仕事の流れを分けて考えると、自分が関わりたい場面がはっきりします。
05 / 書籍で深める
自分に合う読み方で、Dotsを学ぶ
任せ方を考え始めると、具体的な疑問も出てきます。途中で条件を変えたいときは? 別の案件と情報が混ざったら? WorkやCodexとはどう使い分ける?
そんな疑問を自分の仕事へ置き換えて考えられるように、僕は『Dots実践ガイド』と『マンガでわかるChatGPT Dots入門』を書きました。実務で参照したい方と、会話から全体像をつかみたい方へ、入口の違う2冊を用意しています。

自分の仕事へ、具体的に取り入れたい方へ
Dots実践ガイド
ChatGPTのAIエージェントを仕事と創作に活かすQ&A
身近な疑問への答えに、具体例、依頼文、結果の確認方法を添えた実践書です。調査や提案資料、記事、デザイン、電子書籍など、仕事と創作の場面へ置き換えて読み進められます。
- 役割・参考資料・完了条件の伝え方
- 定期実行、途中の条件変更、公開前の確認
- Work・Codexとの連携、依頼書と確認シート

会話と場面から、使い方をつかみたい方へ
マンガでわかるChatGPT Dots入門
トミーとエリーと学ぶ、仕事と創作への活かし方
トミーとエリーの会話から疑問を見つけ、続く解説で使い方を確かめる入門書です。全6章・24問、カラー65ページで、最初の依頼から継続する仕事までをたどります。
- 相談と継続担当の違いを、マンガでイメージする
- 音声で希望を話し、理解が合ったか確かめる
- PCとクラウド、条件変更、成果の確認を学ぶ
固定レイアウトの電子書籍です。文字サイズを自由に変える形式ではなく、見開き表示は端末によって異なります。
マンガ入門をAmazonで見る読みながら、「自分なら何の担当を任せたいか」を一つ思い浮かべてみてください。講座の準備でも、書きかけの原稿でも構いません。任せたい仕事が見えると、書籍の依頼例も自分の言葉へ置き換えやすくなります。
2冊とも著者は富 一弘、発行はWorld Blue AI Studioです。書籍の詳しい内容・試し読み・購入条件は、Amazonの商品ページでご確認ください。OpenAIの公式刊行物・監修書ではありません。