AIでポストカードをつくる前に、飾りたい場所を思い浮かべる
AIで自分らしい絵をつくる入口は、飾る場所や過ごしたい時間を伝えること。机に置くポストカードを例に、好みを言葉にする頼み方と見直し方を紹介します。
AIで絵をつくってみたい。でも、入力欄を開くと「きれいな風景」くらいしか思いつかない。そんなときは、完成した絵をどこに飾りたいか、先に考えてみると頼み方を組み立てやすくなります。
例えば、自分の机に置く小さなポストカード。朝、仕事を始める前に眺めたい一枚です。「何を描くか」に加えて、「どんな時間を過ごしたいか」までAIに伝えるところから始めてみます。
部屋の模様替えなら、家具だけでは決めない
部屋の模様替えを相談するとき、「いい感じの椅子が欲しい」と伝えるだけでは、候補が広がりすぎます。木の机に合わせたいのか、読書で長く座りたいのか、部屋を明るく見せたいのか。使う場所と過ごし方が分かると、選ぶ基準が見えてきます。
AIに創作を頼む場面も、少し似ています。「おしゃれな絵」という言葉には、人それぞれ違うイメージがあります。落ち着いた青が好きな人もいれば、鮮やかな赤で元気になりたい人もいます。自分の好みや目的を言葉にして渡すことが、AIを自分に合う方向へ調整する、パーソナライズの入口です。
ただし、AIが実際に部屋の空気や気持ちを感じ取るわけではありません。伝えた言葉などを手がかりに候補を出すので、意図と違う絵が出ることもあります。選んで、見直す役割は自分の側に残ります。
一枚のポストカードに、過ごしたい時間を入れる
仮に、慌ただしい朝でも少し落ち着いて机に向かえる絵をつくるとします。画像を生成できるAIへ、次のように頼めます。
自分の机に飾る、横長のポストカード用の絵をつくりたいです。仕事を始める前に、少し落ち着いて眺められる雰囲気にしたいです。好きな色は、くすんだ青と生成り。静かな海辺の小道を、水彩に近い柔らかなタッチで描いてください。人や文字は入れず、空と海が広く見える構図にしてください。小さく印刷しても、道の形が分かるようにしたいです。
難しい専門語を増やさなくても、飾る場所、残したい気持ち、好きな色、描きたいものが入っています。「小さく印刷する」という使い道も、構図を考える手がかりになります。画像生成の対応状況や利用回数は、使うサービスやプランで確認してください。
海辺が好きかどうかは、もちろん人によります。山道、喫茶店の窓辺、子どもの頃から好きな花。自分が眺めたい題材へ入れ替えて構いません。誰かへ贈るなら、「花の世話が好きな友人に、ひと息つく時間を届けたい」と相手への思いを足す方法もあります。
出来上がった絵を、使う場所から見直す
絵が出てきたら、細部の美しさだけで判断せず、机に置いた場面を想像してみます。色が強すぎないか。小さくすると何の絵か分かりにくくならないか。朝に眺めたい雰囲気と合っているか。
例えば、海の青が鮮やかすぎたなら、「海の青を少し灰色に近づけて、ほかの雰囲気は保ちたい」と伝えます。修正で構図などが変わる場合もあるので、気に入った画像は保存し、前の版と見比べると判断しやすくなります。
印刷して飾るなら、最初は一枚だけ試すと、画面では分からない色の違いや細部の見え方も確認できます。必要な画素数や余白は、利用する印刷方法に合わせて確かめてください。
「自分らしさ」を最初から立派な言葉で説明する必要はありません。好きな青、机の木の色、朝に欲しい静けさ。小さな選択をAIへ伝え、出てきた絵を自分の目で選ぶ。その積み重ねで、つくりたいものの輪郭を確かめていけます。
対話と作品づくりを、自分のペースで学ぶ
AIに何を伝えればよいか迷う方には、ChatGPT+AI基礎レッスンがあります。90分の個人レッスンで、目的や背景を伝える質問の組み立て方を、日常や創作の題材で練習します。
好きな色や世界観を整理して、画像や文章を組み合わせた作品づくりへ進みたい方は、AIクリエイター養成講座も選択肢です。作りたい題材を講師と相談し、試作と講評を重ねる個別指導です。学ぶ範囲や受講条件は、各ページで確認できます。
AI活用メモ:繰り返し伝える好みは「カスタム指示」へ
ChatGPTには、回答で考慮してほしい好みを設定する「カスタム指示」があります。全プランで利用でき、Web・デスクトップでは設定の「パーソナライズ」から編集できます。例えば「説明は日本語で、専門語には短い説明を添えてほしい」といった、普段の対話に共通する希望に使えます。
一枚の絵だけに使う色や題材は、その制作の会話で伝えると扱いやすくなります。詳しい設定方法は、OpenAI公式ヘルプ「ChatGPT Custom Instructions」を参照してください。
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